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仁紫高麗湖より

 

腕の動かし方

どのダンサーにとっても、一番難しいところです。よく生徒たちに言います。腕を背骨の延長だと思うこと、そうすると動きがダイナミックにみえます。体を目一杯使わないと出来ません。

一流のダンサーの腕の動かし方は、すぐにわかります。 同じ動作を何度も繰り返し練習し、体に教えてあげ、けっして反復することを退屈に思ってはいけません。私は生徒の年齢を問わず、動きを教えることによって、伝えたいメッセージは同じです。私がいつも心がけていることは、生徒のちょっとした可能性のかけらを見つけ出し、それを観てあげて、間違っているところには触れてあげる、そのことを非常に大切なことと思っています。触れてあげることによって、体のどこの部分からやる気が湧いてくるのかが、はっきりとわかります。それを上手に流してやり、サポートするのです。触れることは緊張であり、弛緩でもあります。たとえば、内側の筋肉の動きを示してあげるのに、また背中の表情を示すために触れてあげるのです。どのように回転し、どのように回転しないのかを示すためにも、大切なこと。そうやって一緒に動きを教えてあげています。 

最近コンクールに参加する生徒が多くなってきましたが

私が常に子供たちに言ってきていることは、「今、あなたのやっていることに集中し、夢中になりなさい。今、自分がしていることに、深い意味を感じて、踊りを好きになりなさい。」ということ。「結果が良いにせよ、悪いにせよ、完全にやり切りなさい。そのやり切った姿が一番大事で、観ている人にきっとわかってもらえるはずですよ」と話しています。

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